カナダでカスタムされた250ccスーパースポーツがワルなストリートファイターに!!
カワサキ「Ninja250」やホンダ「CBR250R」は、最近の250ccスーパースポーツ人気の火付け役とも言えるバイクです。
元々は、東南アジアでヒットし、日本に逆輸入されたカタチとなっていますが、その勢いはなんと北米にも飛び火し、かなり個性的でハイセンスなカスタムマシンまで作られています。
特に、カナダに拠点を構えるカスタムパーツ・メーカー、BLACK LAB MOTORCYCLESが手掛けた「Ninja250」と「CBR250R」はその好例と言えるでしょう。かなりカッコイイですよ。
ガルウイング式ヘッドライト採用「Ninja250」
まずは「Ninja250」のカスタムから紹介していきましょう。
フロントやサイド、リヤのカウリングは全て取り外してあり、代わりにエンジンから下に長く伸びるアンダーカウルを装着しています。リアのタンデムシートも取り外し、シングルシート仕様となっています。
まさに、最近人気の“ストリートファイター”スタイルですね。
実はこのバイク、全てBLACK LAB MOTORCYCLESが販売するキットパーツを装着した製作された車両です。キットは、自分で取り付けることも可能ですが、フレーム加工も必要なので、キットには装着マニュアルも付いています。
ヘッドライトがあった位置には戦闘的なデザインのプレートが付き、ヘッドライトはボディの両サイドにブラケットで装着されています。しかも、このヘッドライトは、上下に位置を変更することができるガルウイング式を採用。フロントビューに、より個性的な味付けを加味しています。
基本的にはシングルシートですが、脱着可能のリアシートを装着すればタンデムも可能となっています。
スタイリングと実用性とを兼ね備えている点も素晴らしいですよね。
「CBR250R」も組み立てキット式で製作
ホンダ「CBR250R」のカスタムも、スタイルの方向性は「Ninja250」と同様、ストリートファイターですね。
このカスタムを特徴付けるガルウイング式ヘッドライトの採用や、カウル類を外してキットパーツを装着する点も「Ninja250」と同様ですね。ショートタイプのアンダーカウルやファットな純正の燃料タンクなどを用いたことで、ボリューム感がよりアップしたイメージのフォルムになっています。
キットを日本で装着できる?
ちなみに、これらのキットはBLACK LAB MOTORCYCLES公式サイトで販売されています。気になる価格ですが「Ninja250」2人乗り仕様が1965カナダドル(約16万円)、「CBR250R」のキットは995カナダドル(約8万円)となっています。これだけ派手なカスタムマシンになることを加味すれば、それほど高いパーツとは言えませんよね。
これらパーツを買って日本で付けたいという方もいらっしゃると思いますが、その場合はこれらパーツが全て日本の法律に適合しているかどうかを調べる必要があります。もし、付ける場合はお近くの陸運支局に問い合わせて、合法パーツかどうか確認することをオススメします。
最新作は「GSXR1000」カスタム
ちなみにBLACK LAB MOTORCYCLESの最新作が、こちらの「GSXR1000」のカスタムになります。やはりストリートファイターというスタイルの方向性は同じですね。もちろん、こちらもキット販売されていますので、興味があるという方はサイトにアクセスしてみるといいでしょう。
それにしても、さすが、バイクのカスタムが盛んな北米・カナダだけあって、かなりハイセンスなカスタム車両でしたね。ストリートファイターにするという選択肢もアリだと思ってしまいました。
アメリカなどでもバイク離れが深刻だと聞きましたが、こんなカッコいいカスタム車両が世に送り出されているなら、まだまだバイクも捨てたものじゃないなぁ…と思った筆者です。しかし、ストリートファイターのスタイルってブラックが良く似合いますね。ちょっとワルな雰囲気が、これまた男心をくすぐります。
チョッパー、ボバ−、カフェ、ストリート、スクランブラー…などなど、カスタムにも色々なスタイルがあり、流行っては廃れてを繰り返すわけですが、今回のカスタム車両を見て、ストリートファイターというスタイルが、再び見直され、なおかつ進化しているんだなぁ…と、改めて実感しました。
それにしてもこんなにカッコイイバイクが増えたら、再びバイクブームが訪れるかもしれませんね。そうすれば今、元気のないバイク業界にも新風が吹き、さらなる発展があるかもしれません。いやはや、是非そういった展開が訪れることを切に願っています。